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 岸田文雄外相は15日、ロシアのラブロフ外相と4月中旬に東京で会談すると発表した。「日ロ外務省ハイレベル協議」を15日に都内で開き、合意した。安倍晋三首相が春の大型連休中にロシアの地方都市を非公式訪問する方針で、外相級で事前調整する狙いがある。

 岸田氏は「平和条約交渉を含めしっかり議論し、首脳対話につなげていきたい」と外務省内で記者団に述べた。時期は、4月10、11日に広島で行われる主要7カ国(G7)外相会合の「以後を想定している」と語った。

 ハイレベル協議は、これまでの外務次官級協議の名称を変えたもの。前ロシア大使で領土交渉担当の原田親仁政府代表とモルグロフ外務次官が、昼食を含め約5時間、経済や文化交流など二国関係を話し合った。平和条約交渉については、今後両者で日程調整していくことで一致したが、中身は協議しなかったという。

 日本側は、北朝鮮の核実験や弾道ミサイル発射を受け実施した独自制裁について、ロシア側の理解を求めた。原田氏は「国連安全保障理事会の場を含めて緊密に連絡を取り合うことで一致した。(制裁についてロシア側は)支持するとも反対するとも言わなかった」と記者団に述べた。(渡辺哲哉)

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