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 インド政府が製造業誘致のため西部ムンバイで開いた国際見本市「メイク・イン・インディア・ウィーク」で14日夜、地元の歌や踊りなどを披露するイベントの最中に屋外ステージから出火し、舞台が全焼した。けが人はなかったが、外国首脳も招いて政府が威信をかけた行事での不手際に、地元メディアからは「シェイム・イン・インディア(インドの恥)」と批判が上がった。

 「メイク・イン・インディア」は産業振興と雇用拡大のため、モディ政権が打ち出した製造業誘致キャンペーン。見本市は、13日に開幕。インド内外の企業が出展するパビリオンが並ぶムンバイ北部の主会場と、十数キロ離れた南部の浜辺に屋外ステージが設置されたサブ会場などに分かれていた。14日夜、サブ会場の屋外ステージでボリウッド映画のスターらが歌や踊りを披露している最中、舞台下部から出火した。地元マハラシュトラ州のファドナビス州首相ら観客や出演者らは避難して無事だった。消防当局は漏電か、演出用の花火が原因となった可能性があるとみて調べている。ファドナビス氏は「イベントは予定通り続ける」としたうえで、事実関係の徹底した調査を指示した。

 屋外ステージでは13日夕に開会式が開かれ、モディ首相やスウェーデン、フィンランドの首相らが出席していた。日本は14日、主会場で日本貿易振興機構(JETRO)主催のセミナーを開いた。(ムンバイ=貫洞欣寛)