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 オバマ米大統領が東南アジア諸国連合(ASEAN)10首脳を招いて開く初の首脳会議が15日、米カリフォルニア州で始まった。オバマ氏は冒頭に演説し、中国が南シナ海で実効支配を強めていることを念頭に、「航行の自由や国際法に基づいた紛争解決」でASEAN側と立場を一致させたいとの考えを示した。

 首脳会議は、同州南東部ランチョミラージュの砂漠地帯にある保養施設「サニーランズ」で開かれた。毎年秋の東アジアサミットにあわせ米ASEANの首脳が集う場面はあるが、今回は米大統領が米ASEANだけの枠組みで首脳を招く初めての会議。中国がフィリピンなどと領有権を争う南シナ海で七つの岩礁を埋め立て、大型爆撃機も発着できる3千メートル級滑走路建設を続けるなど緊張が高まっており、ASEANと政治・経済的な結びつきを強めたい米政府が提唱した。

 オバマ氏は演説で、海洋における監視能力を高めるために米国がASEAN諸国に支援をしていることを挙げ、「共通の問題に対処するため、安全保障面での協力を増やすことが出来る」と強調。今回の首脳会議で「航行の自由や国際法に基づいた紛争解決について、共通認識を深めたい」との考えを明らかにした。

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