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 滋賀県東近江市の「東近江大凧(おおだこ)まつり」で昨年5月、重さ約700キロの凧が落下し、観客4人が死傷した事故で、県警は観客の立ち入り禁止区域を決めていた東近江大凧保存会の役員と、市職員2人の計3人について、安全対策が不十分だったとして、業務上過失致死傷容疑で書類送検する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。

 まつりは市と保存会などでつくる実行委員会が昨年5月31日に開催。大凧がバランスを崩して観客のいた場所に落下し、堺市の男性(当時73)が死亡、当時7~78歳の3人が重軽傷を負った。

 捜査関係者によると、保存会役員ら3人は観客の立ち入りを禁じる区域の設定や当日規制線を引く作業などを担当。落下場所は当初立ち入り禁止区域にする予定だったが、当日は規制されていなかったという。県警は3人が事故の危険性を予見できたにもかかわらず、運営や警備上の十分な安全対策をとっていなかったとして、過失責任を問えると判断した。