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 首相官邸の屋上で小型無人飛行機(ドローン)が見つかった事件で、威力業務妨害などの罪に問われた福井県小浜市の無職山本泰雄被告(41)の判決が16日、東京地裁であった。田辺三保子裁判長は懲役2年執行猶予4年、ドローンの没収(求刑懲役3年、ドローンの没収)を言い渡した。

 山本被告は昨年4月9日午前3時40分ごろ、東京都港区の駐車場から、放射性物質を含む土砂を入れた容器や発炎筒を載せたドローンを遠隔操作で首相官邸の屋上に落下させ、同月22日にそれを発見した官邸職員らの業務を妨害したなどとして起訴されていた。

 公判で弁護側は「被告はドローンで職員を怖がらせるつもりはなかった。発見した職員も警備担当者への連絡などはしたが、業務は妨害されていない」と指摘。「ドローンを飛ばしたのは、原発再稼働を止めさせるための表現行為だった」として無罪を主張していた。