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 常時行っていた値引きキャンペーンを期間限定のように宣伝し、消費者に誤解させたとして、消費者庁は16日、アディーレ法律事務所(東京都豊島区)に対し、景品表示法違反(有利誤認)で、再発防止を求める措置命令を出した。

 消費者庁によると、アディーレ側は2010年10月~15年8月の間、債務整理や過払い金返還の依頼を募集する自社サイトで、1カ月間の期間限定としたうえで「着手金を全額返還」などと宣伝していた。期間中にキャンペーン名は変えていたが、同じ内容を繰り返していたという。

 外部からの違反の指摘をきっかけに、アディーレ側は15年9月から着手金の返還について期間限定の表示をなくしていたが、消費者庁は「違反期間が長く、依頼者も多い」として処分に踏み切った。アディーレ側は「指摘を真摯(しんし)に受け止め再発防止に取り組みたい」としている。

 アディーレ法律事務所は72支店を持つ日本最大級の法律事務所。金融業者に対する過払い金返還の請求に力を入れていて、これまでに約28万件、1583億円を回収している。(重政紀元)