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■ウォッチ 米大統領選2016

 米大統領選の共和党内レースでトップを走るトランプ氏(69)の支持は、山奥にも広がっていた。

 ニューハンプシャー州ダンベリーの山道を車で走行中、見覚えのある黄色い旗を掲げた民家を見つけた。

 ガラガラヘビの絵の下に「私を踏みつけるな(Don’t Tread on Me)」の文字。日々の暮らしへの政府の干渉を警戒する人々が好む旗だ。2010年以降の中間選挙などで穏健派議員を次々と落選させた草の根保守運動ティーパーティー(茶会)の支持者が使っていた旗でもある。

 茶会系の人々は、大統領選をどう見ているのか。同行してくれていた助手席の久保文明・東大教授(アメリカ政治)と取材を試みることにした。

 とはいえ敷地の入り口には大きな文字で「消え失せろ」の表示。部外者への警告だ。2人で近づくと強盗と誤解されそうなので、まずは記者が1人で車を降りた。武装していると勘違いされてもいけないので、コートを着ず、両手をポケットから出して声を掛けた。

 気温は零下。寒い。

 室内でイヌが激しくほえ始めた。しばらくして白人の男性が出てきた。ニコリともしない。

 20メートルほどの距離から、…

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