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 過熱する米大統領選の候補者選びで、20代の若者が声を上げている。学費ローンの重荷と就職難に苦しむ一方で、親世代とは異なる価値観を持つデジタル世代。ミレニアルと呼ばれる米国の若者たちはなぜ今、政治に向かうのか。

 「バーニー支持が若者たちの大きな流れです。公立大学無償化や医療保険改革の姿勢に共感しています」。ネバダ州で20日にあった民主党の党員集会。ラスベガスの会場に姿を見せたフェルナンド・ララさん(28)は、バーニー・サンダース上院議員(74)を支持する理由をそう話した。

 同氏を支持する若者のうねりは、クリントン氏が圧倒的優位とされた民主党候補者選びの構図を変えた。

 これまで3州で行われた予備選挙・党員集会はクリントン氏が2勝1敗で優位を保つが、米メディアの出口調査によると、いずれの州でも30歳未満の8割超がサンダース氏を支持した。

 「この国は行き詰まっていると若い世代は感じ、怒りをためている」とバーモント大で政治学を教え、サンダース氏の知人でもあるガリソン・ネルソン教授は解説する。若者は「政治革命」を唱えるサンダース氏に魅力を感じる一方で、実績や安定感を売り物にするクリントン氏を「既成の政治」の象徴のようにみる。

 米メディアによると、バーモント州で自然発生したサンダース支持の学生グループは全米で220に。ニューヨークのコロンビア大学に通うエリック・ワイマーさん(22)はニューハンプシャー州の予備選前に現地入りし、約500世帯を戸別訪問した。今は予備選・党員集会が今後予定される州への電話作戦中だ。ソーシャルメディアで全米各地の大学の活動も把握できる。

 「勝ち目がないと言われていた…

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