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 昨年10月に東証マザーズに上場したIT企業アップバンク(東京)は17日、過去の決算を訂正すると発表した。元役員が1・4億円超を横領していたことがわかったためで、純資産は昨年10月時点で7・7%目減りした。同社は近く元役員を刑事告訴するという。

 アップバンクは、ゲームをしながらしゃべる「ゲーム実況」の動画で人気のマックスむらい(本名・村井智建)さんが宮下泰明社長とともに創業し、取締役を務める。視聴者向けの広告やグッズ販売などで売り上げを伸ばし、設立からわずか3年9カ月で上場を果たしたことも話題になった。

 ただ、上場と同時に業務データの流出が発覚したと発表。昨年12月には経理責任者だった元役員の横領疑惑が浮上し、外部に不正送金されていたことがその後の調査で判明した。

 宮下社長は17日の会見で「株主を残念な気持ちにさせて申し訳ない。しっかり対応して強い会社だと示したい」と陳謝した。