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 地元の特産品やゆかりのものにちなんだ日付を記念日にする「ご当地記念日」。話題に上りやすく全国に情報発信できることから、全国各地で次々と誕生している。記念日好きな日本人のハートをくすぐるのが、人気の秘密のようだ。

 大分県豊後高田市は今年、2月13日を「恋叶(こいかな)ロードの日」と名付けた。市内の国道213号は、国東(くにさき)半島の海岸の景色が美しい道路。縁結びの神様として知られる「粟嶋神社」もあることから、「恋が叶(かな)う道」というデートスポットとして売り出そうというのだ。

 2月13日はバレンタインデーの前日。「もうすぐ恋が叶う日」で、国道213号とも同じ数字の並び。同日はカップルが愛を誓って鍵をかけるモニュメントのお披露目会があり、テレビや新聞で報じられた。

 豊後高田市はこれまでも市の魅力をPRするため、1月10日を「移住の日」、4月29日を「昭和の町の日」、8月10日を「全力発展の日」と、三つの記念日を設定。市企画情報課長の藤重深雪さんは「記念日は全国への発信効果が高く、毎年注目される」と話す。

 地方創生のかけ声の中、各地とも全国に魅力を発信しようと知恵を絞るが、頭一つ抜け出すのは難しい。ところが「日付と関連させると一気に話題になる」と評判を呼び、全国の自治体や地域の団体で、地元の観光資源にちなんだ日付を記念日にする動きが広まっている。

 千葉県の横芝光町商工会青年部は昨年から11月1日を「ソーセージの日」にした。町出身の人物が大正時代のこの日、業界の品評会で初めて国産ソーセージを出したとされることにちなんだ。日付に合わせて発売した復刻セットは昨年だけで約500個を販売。地元では「新たな名物に育てば」と期待する。

 北海道北見市の「北の大地の水…

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