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 ユネスコ(国連教育科学文化機関)無形文化遺産の登録に向け、文化審議会(世界文化遺産・無形文化遺産部会)は17日、「男鹿のナマハゲ」(秋田県男鹿市)など、仮装した神が家々を訪れる7件の行事を提案することを決めた。2009年に登録済みの「甑島(こしきじま)のトシドン」(鹿児島県薩摩川内市)に加え、計8件を「来訪神 仮面・仮装の神々」として一括提案をする。

 関係省庁連絡会議を経て、3月末にユネスコに提案書を出す。登録の可否は早ければ来年に決まるが、推薦案件の増加に伴い、18年に先送りされる可能性が高い。

 ほかに選ばれたのは、能登のアマメハギ(石川県輪島市・能登町)▽宮古島のパーントゥ(沖縄県宮古島市)▽遊佐の小正月行事・アマハゲ(山形県遊佐町)▽米川の水かぶり(宮城県登米市)▽見島のカセドリ(佐賀市)▽吉浜のスネカ(岩手県大船渡市)。すべて国の重要無形民俗文化財だ。

 「男鹿のナマハゲ」は11年、「登録済みのトシドンとの違いがわからない」と登録が見送られた経緯があり、グループ化して再挑戦することになった。

 無形文化遺産は、伝統工芸技術や芸能、儀式や祭礼行事などが対象。国内からは「和紙 日本の手漉(てすき)和紙技術」など22件が登録されている。「和紙」は、登録済みの石州半紙(島根県浜田市)に、11年に登録が見送られた本美濃紙(岐阜県美濃市)などを加えた。今年の登録を目指す「山・鉾(ほこ)・屋台行事」も、登録済みの日立風流物(茨城県日立市)と京都祇園祭の山鉾行事(京都市)に各地の31行事が加わる。