千葉県柏市の教育委員会が、市立小中学校の運動会での組み体操を2016年度から全面廃止する方向で検討していることが17日、市教委への取材でわかった。25日の教育委員会議で正式に決め、市内の全62小中学校に伝える。スポーツ庁は「把握している限りでは全面的に実施しないのは珍しい」としている。

 市教委によると、小中学校校長会が昨年12月から協議し、今月5日に「16年度以降、実施しない」と報告があった。今年度は市立小中学校で、練習中にねんざや打撲などのけがが約40件あり、うち6件が骨折だったという。市教委の担当者は「子どもたちの安全に配慮し、校長会が決断した」と話している。

 組み体操をめぐっては、大阪市教委が「ピラミッド」と「タワー」の禁止を決めている。