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 JR九州は17日、熊本県の熊本―人吉間を走る観光列車「SL人吉」の今年の運行開始を、当初予定していた3月19日から4月1日に延期すると発表した。蒸気機関車の検査場で、配管を覆う保温材からアスベスト(石綿)の成分が検出されたため、保温材を撤去するまで蒸気機関車の定期検査を中断する。

 同社によると、蒸気機関車の検査を担う小倉総合車両センター(北九州市小倉北区)の検査場で今月4日、床にアスベストを含む保温材が落ちているのが見つかった。これまでに作業員や周辺住民からの健康被害の報告はないという。

 SL人吉は2009年に運行を開始。3~11月の期間限定の観光列車で昨年の利用客数は約2万8千人。延期に伴い、SL人吉が走る予定だった3月19~22日、24~27日は、ディーゼル機関車が客車を引く臨時列車を運行する。きっぷは今月19日から発売する。