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 民主党の岡田克也代表は、維新の党との合流を夏の参院選後に先送りする方針を固めた。枝野幸男幹事長と16日に協議し、一致した。近く党内に説明し、維新に「新党準備協議会」(仮称)の設置を呼びかけて合流協議の継続をめざす。今後は、両党を含む野党が参院選でどのように連携できるかが焦点となる。

 岡田氏は1月、「参院選までに合流するなら、3月末までに決断しないと間に合わない」との意向を示していた。複数の民主関係者によると、参院選前の合流は支持団体の連合や地方組織の混乱が予想されるため、先送りの方針が固まった。方針を伝えられた連合幹部は「(参院選前の)解党も分党もなくなった」と語り、受け入れる方向だ。

 民主(衆参131人)と維新(同26人)は昨年12月、衆院で統一会派を結成し、参院選前の合流について協議を続けてきた。両党の解党・新党を求める維新に対し、民主は「選挙準備が間に合わない」として吸収合併を主張。その場合、比例議員の政党間移動を制限する国会法の規定で参加できない維新の参院議員に配慮し、民主と維新の参院を分党して合流させる案も検討したが、党内の理解が得られなかった。また参院選が迫る中、野党勢力の結集に向けた具体的な戦略をまとめきれていないことも先送り判断につながった。

 岡田氏ら民主執行部は維新との統一会派を維持し、選挙協力についても引き続き協議する構えだ。だが、維新は「参院選前の合流がなければ統一会派も解消する」と主張しており、反発が予想される。民主内でも前原誠司元代表らが解党・新党を求めた経緯があり、意見集約までに曲折がありそうだ。