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 同志社大(京都市上京区)のごみ収集を無許可の業者に委託したとして、京都府警は18日、学校法人同志社の施設部長、山下利彦容疑者(59)=京都市北区=ら3人を廃棄物処理法(委託基準)違反の疑いで逮捕し、法人理事長室などを家宅捜索した。認否は明らかにしていない。

 府警は先月、事務方トップの法人事務部長(57)ら6人を同法違反(無許可収集・運搬)容疑で逮捕したが、京都地検が処分保留のまま釈放して慎重に捜査している。府警は、ごみ処理発注の実務を担った関係者の関与を立証する必要があると判断し、今回の逮捕に踏み切ったとみられる。

 府警によると、山下容疑者と部下の職員2人は昨年4月1日、法人事務部長が社長を務める子会社「同志社エンタープライズ」(上京区)が京都市から許可を得ていないのを知りながら、ごみ収集業務の委託契約を締結。同11月27日、学内の紙くずなど廃棄物約900キロの処理を約200万円で委託した疑いがある。

 同志社の水谷誠理事長は先月の事件後の記者会見で「業者が無許可であるという認識がなく、違法性の認識が十分でなかった」と説明。しかし府警は、京都市が同志社やエンター社にそれぞれ違法性を繰り返し指摘していたことなどから、関係者には違法性の認識があったとみて調べている。