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 インフルエンザの発症初期でもウイルスを検出できる富士フイルムの検査装置「IMMUNO AG1」を置く医療機関が、増えてきた。強みとする写真の現像技術を生かし、通常の検査キットの約100倍の感度がある。早めの治療や服薬につながるとして、近く中国や欧州などにも売り込んでいくという。

 装置は、ウイルスを示す目印につけた銀イオンを現像の技術で大きくし、検出しやすくしたのが特徴。発熱などの症状が出ても、体内のウイルスが増殖していないと、通常のキットでは検出できないことがあるが、この装置なら感度が高まる。

 装置は税抜きで38万円で、装置を使わないキットより医療機関の負担は多くなるが、陽性診断は最大で6時間ほど早まることもあるという。中村健太郎・研究マネージャーは「患者さんにとっては早期の服薬につながる」と話す。

 2011年秋に売り出し、全国での累計販売台数は今年1月に1万台を超えた。装置を置く医療機関は、ホームページ(http://influlab.jp/別ウインドウで開きます)から検索できる。事前に電話で問い合わせると確実という。(平林大輔)