[PR]

 科学技術の視察のため来日しているスウェーデンのカール16世グスタフ国王が18日、日本科学未来館(東京都江東区)で記者会見し、東京女子医大で見学した再生医療の研究について、「細胞シートに非常に感銘を受けた。がんの治療でも可能性がある」と語った。19日まで、さらに企業を視察して回るという。

 視察団は約30人で、スウェーデンの研究者や企業の幹部たち。15日に来日し、これまでに日立製作所、東京大などを視察した。19日には三菱航空機の国産初のジェット旅客機MRJの製造現場を見学し、トヨタ自動車では燃料電池車MIRAIの試乗をする予定という。

 国王は毎年、ノーベル賞の受賞者にメダルと賞状を授与している。視察団長でスウェーデン王立理工学アカデミーのレイフ・ヨハンソン会長は「最近の日本人のノーベル賞受賞者は医学やニュートリノなど広い分野にわたっている。日本の科学は広くて深い」と話した。(合田禄)