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 トルコの首都アンカラ中心部で17日夕に起きた大規模爆発をめぐり、ダウトオール首相は18日に会見し、爆発はシリアのクルド系組織「民主統一党」(PYD)の軍事部門「人民防衛隊」(YPG)のメンバーによる「自爆テロ」だったと述べた。これに対し、PYDとYPGは同日、同首相の主張を否定した。いかなる組織からも、まだ犯行声明は出ていない。

 爆発では軍関係者ら28人が死亡し、81人が負傷した。ダウトオール氏は会見で、トルコ国内のクルド系武装組織「クルディスタン労働者党」(PKK)のメンバーと、YPGのメンバーが「一緒に実行したことが判明した」と明言。実行犯はシリア人のサリフ・ネッジャル容疑者で、YPGのメンバーだと述べた。

 トルコのメディアによると、治安当局は実行犯の遺体の指紋がネッジャル容疑者のものと一致したことを確認。同容疑者は2014年7月にシリアからトルコへ入国したという。

 YPGは今年に入りロシアなどの支援を受け、トルコがシリア内戦で反体制派を支援する際の物資補給拠点となっているシリア北部アアザーズ周辺に部隊を展開。トルコはYPGから先制攻撃を受けたとして、13日から連日、YPGを狙った越境砲撃を続けている。

 トルコのメディアによると、治安当局はアンカラや最大都市イスタンブールで一斉捜査を行い、ネッジャル容疑者と関係があるとみられる14人を拘束した。

 エルドアン大統領は18日、「拘束者は14人で終わらない。今回の攻撃で、PKKとPYD・YPGの強いつながりを、国際社会が理解することを望む」とするコメントを出した。

 一方、トルコやクルド系のメデ…

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