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 千葉県佐倉市王子台1丁目の教会「佐倉王子台チャペル」で18日夜、男が人質を取って立てこもった事件で、県警は発生から約8時間半後の19日午前4時55分ごろ、教会に突入し、佐倉市新臼井田、職業不詳小田部(こたべ)大輔容疑者(36)を監禁容疑で現行犯逮捕した。人質の女性(51)は保護され、額や背中、腕などに切り傷が複数あるが、命に別条はないという。

 県警によると、小田部容疑者は18日午後8時半ごろから19日午前4時55分ごろまで、女性を教会に監禁した疑いがある。小田部容疑者は、教会内で70代の両親と70代の教会関係者の男性、女性の計5人で話し合いをしていたところ、突然、リュックサックからバットを取り出して暴れ始めたという。両親と男性の3人は教会の外に出て110番通報した。父親は右腕骨折と頭にけが。母親は尻、男性は頭にけがをした。

 小田部容疑者はこの教会を以前も訪れたことがあり、18日は家族関係について話し合いをするため、集まっていた。女性は教会でカウンセリングに携わっていたとみられるという。

 19日午前4時55分ごろ、県警捜査1課の特殊部隊が教会の玄関から音と光を発する特殊閃光(せんこう)弾を使って突入した。小田部容疑者は教会1階の礼拝堂の中央付近で刃物を持って、女性の近くにいた。立てこもっている間、飲み物を求めたほかは、具体的な要求はなかったという。

 県警によると、小田部容疑者は「やったことに間違いはない」と容疑を認めているという。県警は傷害容疑も視野に調べを進める。