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 兵庫県加古川市の川で昨年12月、大阪府吹田市のアルバイト店員大山真白(ましろ)さん(20)の遺体が見つかった事件で、殺人容疑で逮捕された知人のアルバイト礒野和晃容疑者(21)=加古川市東神吉町砂部=が「(殺害に使った)ハンマーを川に捨てた」と供述していることが、捜査関係者への取材でわかった。

 県警によると、礒野容疑者は昨年12月7日午前2時ごろ、加古川市加古川町友沢の加古川付近で、鈍器のようなもので大山さんの頭部を殴って殺害した疑いが持たれている。

 大山さんは同12日に川の中州付近で見つかった。頭部には鈍器で殴られたような傷が約10カ所にあった。捜査関係者によると、礒野容疑者は「ハンマーで何度も殴った」と供述。県警はこれまでに遺体発見の現場周辺を捜索しているが、ハンマーは見つかっておらず、発見を急ぐ。

 礒野容疑者は「大山さんの血のついたコートも捨てた」と供述している。大山さんは同6日深夜から7日未明にかけ、JR加古川駅周辺の複数の防犯カメラにコートを着た姿が映っていた。発見時は白っぽい長袖のセーターと短パン姿だった。捜索ではコートも見つかっておらず、県警は供述の裏付けを進めている。

 礒野容疑者は19日午前8時45分ごろ、殺人容疑で神戸地検姫路支部に送検された。礒野容疑者は茶髪で上下にスウェットを着て、みけんにしわを寄せながら、車に乗り込んだ。

 礒野容疑者の祖父は同日朝、自宅前で報道陣に対し「今は何もわからん状態。被害者にも家族にも申し訳ない」と話した。