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 大分市の新日鉄住金大分製鉄所で1~2月、死亡事故が3件相次いだため、大分労働局が19日、同製鉄所に再発防止に向けた緊急点検を行うよう要請した。3月25日までに点検結果や防止策をまとめた報告書を提出するよう求めている。

 同製鉄所では、1月9日に足場を設置していた作業員が約9メートルの高さから転落して死亡、2月12日には溶けた高温の鉄に接触した作業員がやけどで死亡、同16日には作業員が高さ約7メートルの通路から転落して死亡した。3人はいずれも協力会社の従業員だった。

 労働局は、要請書で「事業場全体にわたる総合的な安全衛生管理の実効ある取り組みが徹底されていないのではないかと懸念される」と指摘している。

 要請書を受け取った新田博之・大分製鉄所所長は「極めて重大なことと受け止めている」と話した。(鈴木春香)