2014年度に自治体が立ち入り検査をした認可外の保育施設のうち、37・6%が国の指導監督基準を満たしていなかった。厚生労働省が19日公表した。前年度(39・6%)より少し減ったものの、依然として高水準が続いている。

 認可外保育施設は昨年3月末時点で8038カ所あり、20万1530人の子どもが利用する。立ち入り検査は5343カ所で実施し、そのうち2007カ所は子どもや職員の健康診断、消防計画策定などを怠っていた。午後8時以降の預かりや宿泊を伴う保育をする「ベビーホテル」に限ると、1134カ所のうち555カ所と半数近くが守っていなかった。保育従事者が足りない施設も170カ所(15・0%)あった。

 厚労省保育課の担当者は「引き続き指導監督を徹底したい」と話している。

 自治体は基準を満たさなかった全ての施設に指導や勧告などをした。このうち鳥取県は、男性園長が園児をたたくなどの虐待をしたとして、鳥取市内の施設に事業停止命令を出した。(伊藤舞虹)