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 自営業者らが所得税を届け出る確定申告のシーズン。国税庁はインターネットの利用を呼びかけるが、関西では受付会場に足を運んで入力する人が4人に1人以上いる。大阪国税局は今回、あえて会場を減らす「強硬策」に出た。すると会場には長蛇の列。関西人はネット申告が嫌い?

 「去年は近所の税務署ですぐ終わったのに、今年は1時間も並ばされた。さむうて足がしびれましたわ」。大阪・北新地の地下鉄改札と飲食店街をつなぐ薄暗い通路にできた特設会場で2月下旬、年金収入の申告を終えた大阪市北区の女性(72)は疲れきった様子でぼやいた。

 確定申告は年金生活者や住宅ローン・医療費の控除を受けるサラリーマンも対象。会場を訪れる多くは高齢者だ。この会場では大阪市の北、大阪福島、大淀の3税務署管内の納税者に対応するが、日によっては「2時間待ち」もある。昨年まで個別に設けていた3税務署の会場が今年は一つになったためだ。