[PR]

 兵庫県加古川市で昨年12月、大阪府吹田市のアルバイト店員大山真白(ましろ)さん(20)の遺体が見つかった事件で、加古川市のアルバイト礒野和晃容疑者(21)=殺人容疑で逮捕=の携帯電話の位置情報が、大山さんが行方不明になった12月7日未明に殺害現場付近で確認されていたことが捜査関係者への取材でわかった。

 捜査関係者によると、12月6日深夜~7日未明、JR加古川駅周辺の防犯カメラに大山さんが歩く姿が映っていた。県警はその直後の7日午前2時ごろ、加古川市加古川町友沢の加古川付近で大山さんが殺害されたとみている。

 礒野容疑者の携帯電話の位置情報は殺害時刻を含む時間帯に、現場付近のエリアで確認された。大山さんの携帯の位置情報は同じころに同じエリアで確認された後、途絶えていた。

 礒野容疑者は「ハンマーで殴った」とし、ハンマーは「あらかじめ用意していた」と供述。県警は礒野容疑者が大山さんと接触し、現場付近で計画的に襲ったとの見方を強めている。

 大山さんは元交際相手の男性に約20万円を貸し、トラブルになっていた。昨年夏、別の人物から「取り立て役」として礒野容疑者を紹介されたという。

 大山さんの遺体が12月12日に見つかる前、礒野容疑者が男性の勤務先を訪れ、「大山さんと連絡が取れない」などと話していたことを県警は把握。事件への関与を隠すため、行方を捜すふりをしたとみている。