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 陸上の日本選手権20キロ競歩は21日、リオデジャネイロ五輪代表選考会を兼ねて兵庫・六甲アイランド甲南大学周辺コースであり、男子は前日本記録保持者の高橋英輝(えいき)(富士通)が1時間18分26秒で2連覇を果たした。高橋は日本陸連の定める派遣設定記録(1時間20分12秒)をすでに突破しており、初の五輪代表に内定した。2位には2012年ロンドン五輪代表の藤沢勇(ALSOK)が1時間18分45秒で入った。世界記録保持者の鈴木雄介(富士通)は故障のために出場していない。

 女子は昨年の世界選手権代表の岡田久美子(ビックカメラ)が1時間29分40秒で2年連続の優勝を飾ったが、派遣設定記録に25秒及ばず、今大会での五輪代表内定はならなかった。

■女子2連覇の岡田「成長を実感できた」

 女子で2連覇した岡田はガッツポーズしながらゴール。「派遣設定記録を切れなかったけど、五輪代表へアピールできたんじゃないか」と笑顔で話した。

 強風の中、1キロで大きくリードを奪い始める。競る相手がおらず、記録を狙いづらい状況ながら、自己最高を更新。「成長を実感できた。夏は後半5キロが勝負の分かれ目になる。筋力も持久力ももう一段階あげたい」と更なる躍進を誓った。

■藤沢、粘って2大会連続五輪へ前進

 男子で28歳の藤沢が粘りの歩きをみせた。11キロ手前で先頭集団から一度遅れたが、「簡単に勝たせないぞって」。例年より練習量を増やしてスタミナを強化した成果で13キロ手前で追いついた。最後は17キロ手前で高橋に引き離されたが、自己最高を23秒更新。3月の最終選考会を残すものの、2大会連続の五輪出場に近づく好記録に「(リオでは)最低でも入賞を狙いたい」と思いをはせていた。

     ◇

 ▽男子 ①高橋英輝(富士通)1時間18分26秒②藤沢(ALSOK)1時間18分45秒③荒井(自衛隊)1時間19分54秒

 ▽女子 ①岡田久美子(ビックカメラ)1時間29分40秒②道口(自衛隊)1時間32分30秒③五藤(中部学院大)1時間32分41秒