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 関西電力は21日、今月中の再稼働をめざす高浜原発4号機(福井県高浜町、出力87万キロワット)で、この日始める予定だった「起動試験」を延期した。20日に原子炉補助建屋で見つかった放射性物質を含む水漏れの原因を調べるためで、26日にも再稼働するとみられていたが、遅れる可能性が出てきた。

 起動試験は21日からの予定で、原子炉の核燃料の核分裂を抑える制御棒が正常に動くかどうかなどを確かめた後、制御棒を引き抜き核分裂反応を起こして再稼働する計画だった。

 しかし、その前段階の試験をしていた20日午後3時42分ごろ、原子炉補助建屋にある1次冷却水の浄化設備などに水を通したところ、水漏れを知らせる警報が鳴った。浄化設備近くで水たまりが見つかり、原子力規制委員会と福井県に連絡した。漏れた水は約34リットルで、放射能は国に報告する基準より低かったという。

 関電は21日も水漏れの場所や原因を調べたが、「特定に至らなかった」(広報部)。調査に時間がかかれば起動試験に入れず、再稼働が遅れることになる。広報部は「今後の調査の進み具合によっては再稼働の日程に影響することがあり得る」としている。

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