22日の「忍者の日」を前に、滋賀県甲賀市は21日、「忍者の子孫を1人見つけた」と発表した。甲賀市甲南町竜法師の施設「忍の里プララ」であった「甲賀流忍者復活祭」で、市職員らでつくる調査団「ニンジャファインダーズ」のメンバーらが明らかにした。

 古文書の分析などから調査団は同市水口町下山の伴資男(すけお)さん(73)を忍者の子孫と判断した。伴さんはあいさつで「忍者と関わりがあるとは思わなかった。今は農業をしていて、CIAなどの諜報(ちょうほう)機関では働いていません」と話して笑いを誘った。

 調査団は1月、甲賀地域で有力な忍者集団とされる「甲賀武士53家」と同じ名字の725世帯にアンケートを送付。224世帯が回答し、うち88世帯が忍者の子孫と答え、31世帯が忍者ゆかりの品物として手裏剣類や装束、巻物などがあると答えた。

 また、インターネットを通じて1千人に忍者に関する五つの流派の認知度を聞いたところ、伊賀流の82・5%に次いで、甲賀流は78・1%で2位だった。調査団の市職員は「調査を続けて忍者とのつながりをもっと見つけて、伊賀に追いつけるよう認知度を高めていきたい」と話した。