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 相模原市の墓地で昨年6月、東京都新宿区の阿部由香利さん(当時25)が遺体で見つかった事件で、元交際相手の佐藤一麿容疑者(30)=殺人容疑で逮捕=が、当時交際していた秋山智咲容疑者(24)=殺人幇助(ほうじょ)容疑で逮捕=に、睡眠薬の購入とあわせて遺棄場所付近の下見をするよう指示したとみられることが、捜査関係者への取材でわかった。警視庁は、殺害の計画性を裏付けるものとみている。

 捜査関係者によると、秋山容疑者は佐藤容疑者に指示され、2013年6月9日ごろ、山梨県上野原市内などの薬局で睡眠薬を購入したとされる。その日の行動について、秋山容疑者は友人に「(佐藤容疑者が)預かっている動物の死体を処理すると言われ、頼まれて場所を見に行った」と打ち明けたという。

 警視庁も、こうした事実を把握。薬局で睡眠薬を購入し、その前後に約5キロ離れた遺棄現場付近を訪れていたことを確認した。その後も、約40日後に阿部さんを遺棄するまで、佐藤容疑者とともに現場付近を複数回訪れたという。

 捜査1課によると、佐藤容疑者は13年6月10日ごろに阿部さんの自宅で睡眠薬を飲ませ、首を圧迫して殺害したとされる。同課は、佐藤容疑者は殺害後の遺棄場所を事前に検討していた可能性もあるとみて調べている。