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 内戦が続くシリアの首都ダマスカスと第3の都市ホムスで21日に起きた連続爆発で、死者は少なくとも計146人に達し、負傷者も計278人以上に上った。ロイター通信やAFP通信が伝えた。爆発現場は住宅地や商業地に隣接。死傷者には子どもら多くの民間人も含まれている。

 シリア国営通信や在英の反体制派NGO「シリア人権監視団」によると、ダマスカス南郊サイイダ・ザイナブ地区の死者は87人、負傷者は178人に増加。ホムスのザフラー地区の死者も59人に増えた。100人以上に上るけが人には重傷者が多く、死者は増える恐れがある。

 両地区はアサド政権の支配地域。犯行声明を出した過激派組織「イスラム国」(IS)の大規模爆弾攻撃を受けたのは、今年に入ってそれぞれ2度目になる。

 ダマスカスはアサド政権のおひざ元で、ホムスはダマスカスから地中海沿岸やシリア北部に向かう際の中継地になる要衝。政権は両都市の掌握を最優先にし、勢力圏には数十~数百メートル間隔で軍検問所を配置する厳重な警備を敷いてきた。

 それにもかかわらず、ISの攻撃を再び許したことで、政権は衝撃を受けているとみられる。対ISでさらなる軍事資源の投入を迫られる可能性もある。(イスタンブール=春日芳晃

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