[PR]

 サウジアラビアの首都リヤドにある大学のホール。パリッとした白いローブ姿の若者たちが、それぞれ書類を手に、行列をつくった。最近、2週間のうちに3回開かれた就職フェアの光景だ。

 すべてが石油頼りのサウジだが、その価格は低下してしまった。就職フェアに集まった若者たちの長い行列は、いかに若い世代の間に将来への不安が広がっているかを表している。

 この国の王族たちは、過去何十年間にもわたり、豊かな原油収入を国民にばらまいてきた。学費は無料、医療費も無料。物惜しみしない燃料費補助、公務員は仕事のほとんどが緩いのに高給だ。国民は誰も税金を払っていない。その代わり、政治参加の権利は制限されているが、多くの人はそれでいいと思っている。

 ところが、石油価格は2014…

有料会員に登録すると全ての記事が読み放題です。

初月無料につき月初のお申し込みがお得

980円で月300本まで読めるシンプルコースはこちら

こんなニュースも