[PR]

 栃木県今市市(現日光市)の小学1年吉田有希さん(当時7)が殺害された事件から10年あまり。殺人罪で起訴された勝又拓哉被告(33)は、29日の宇都宮地裁での初公判で関与を全面的に否定した。約1カ月の審理を経て、判決は3月31日の予定。裁判員たちは難しい判断を迫られる。

 被告は長袖シャツにズボン姿で入廷した。商標法違反容疑で逮捕されて以降、勾留期間は2年1カ月に及ぶ。検察官による起訴状の朗読を聞き、認否を問われると、「殺してません」とはっきりとした声で否認した。

 裁判長から「(犯行の)日付や場所はどうですか」と問われると、「覚えてません」と返答。「(遺棄現場周辺とされる)林道に行ったかどうかはどうですか」と質問されると、「行っていません」と答えた。認否を終えると、被告は目に涙を浮かべていた。