[PR]

 岐阜県は22日、リニア中央新幹線の建設予定地周辺でJR東海が実施した地下水と土壌の調査の結果、環境基準値を超す汚染物質が検出されたのに同社からの報告がなかったと発表した。同社の認識不足が原因で、県は厳重注意した。

 基準値を超す有害物質の汚染が確認された場合、県は要綱に基づき事業者に報告を求めている。県によると、今回問題となったのは2012年12月~14年1月の6例。同県多治見市の地下水から18・8倍の水銀が、同県瑞浪市では1・4倍のフッ素が検出された。健康被害は確認されていない。

 JR東海によると、担当者が要綱の内容を知らず、最近になって把握したことから今月12日に県に相談。広報担当者は「岐阜県とも連携し、要綱に基づき関係機関への報告について適切に対応したい」と話した。