福島県・会津地方の県立高校で昨年9月、2年生の女子生徒が自殺した問題で、県教育委員会は22日、生徒が所属していた文化部内で上級生によるいじめがあったと認められる、と発表した。ただ自殺前数カ月は、生徒といじめをした上級生との接触がなかったなどとして、「いじめと自殺との間に直接の因果関係は認定できない」とした。

 県教委などによると、女子生徒は1年生の夏ごろから、同じ部の2年生の一人から厳しい言葉を投げかけられたり、無視されたりした。生徒は「先輩が怖い」などと他の生徒に話し、秋からは学校も休みがちになったという。

 学校は昨年5月にいじめを把握し、生徒は担任教師の勧めなどで6月に休部。加害側の上級生が部活を引退した後の8月に復帰したが、9月19日未明、校内の女子トイレで首をつっているのが見つかった。

 県教委は、生徒が部活での技量や学習面の悩みも抱えていたとみられることなどを踏まえ、「いじめが自殺の直接の原因とまではいえない」と結論づけた。生徒の父親は取材に「いじめが認められたことはよかったが、自殺との直接の因果関係が認められなかったのは残念」と話した。