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 ロンドンのボリス・ジョンソン市長(51)が、英国が6月に行う欧州連合(EU)からの離脱か残留かを問う国民投票で、「離脱」派を支持する考えを表明した。与党・保守党の盟友で、人気が高いジョンソン氏のEU離脱支持は、残留を訴えるキャメロン首相に痛手となりそうだ。

 ジョンソン氏は21日、報道陣に「根本的なEU改革ができるとは誰も本気でいえない」と述べ、「ずいぶん頭を悩ませたが、他の余地はない」と決意を語った。

 ジョンソン氏はキャメロン氏と同じ名門私立校からオックスフォード大学へ進んだいわゆる「エリート」だが、あえて整えない髪形や自転車で市内を移動する親しみやすさから国民に根強い人気がある。今期で市長を退き、兼務してきた下院議員に専念する予定のジョンソン氏の離脱支持は、キャメロン氏の後継争いで党内のライバルを出し抜く政治的な動きともみられている。(ロンドン=渡辺志帆