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 愛知県の大村秀章知事は23日の記者会見で、愛知万博のあった海上(かいしょ)の森(同県瀬戸市)に隣接する林が伐採され太陽光発電施設が設置された問題について「明確な法令違反。瀬戸市と連携し、まず事業者に是正指導を行う」と述べた。県庁内で情報共有が不十分で対応が遅れたことも認めた。

 太陽光発電施設を造ったフジ建設(名古屋市)について、知事は「無届けで2ヘクタールを開発してソーラーパネルを設置し、売電を行っている」と指摘。砂防関連の県条例で0・1ヘクタール超、森林法では1ヘクタール超の開発に知事の許可が必要だったとし、「法令に基づいて厳正に対処する」と強調した。

 当面は応急処置として土砂流出などを防ぐ措置をフジ建設に急がせると説明。今後、発電施設が設置許可基準を満たすため、災害や環境悪化を防ぐための排水施設の設置などを指導していく方針を示した。