[PR]

 中国が南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島で、高性能レーダーとみられる施設を建設していることが22日明らかになった。米シンクタンクは「南シナ海の現状が大きく変わる可能性がある」と指摘。ケリー米国務長官は23日に訪米する中国の王毅(ワンイー)外相に対し、軍事化の動きをやめるよう求める方針だ。

 衛星写真を公開したのは、米戦略国際問題研究所(CSIS)のアジア海洋透明性イニシアチブ(AMTI)。中国が南沙で建設する三つの3千メートル級の滑走路に加え、レーダー網が整備された場合の南シナ海の変化について分析した。

 高性能レーダーとみられる施設の建設が明らかになったのは、中国が南沙で埋め立てた七つの人工島のうち最南端のクアテロン礁。すでに滑走路が完成したファイアリー・クロス礁の約80キロ南に位置し、ベトナムやフィリピンなども領有権を主張している。