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 フィリピンの人気プロボクサーで下院議員のマニー・パッキャオ氏(37)が4月に米ラスベガスで予定している引退試合に、「待った」がかかった。同氏は5月の上院選に立候補しており、他候補が「選挙期間中の試合は不当な宣伝にあたる」と22日に選挙管理委員会に異議を申し出た。選管の対応が注目される。

 パッキャオ氏は世界6階級制覇を果たした国民的英雄。「政治活動に集中する」とし、4月9日のティモシー・ブラッドリー選手(米国)との対戦を最後に、ボクシングの第一線から退くと表明していた。

 上院選は5月9日、大統領選と同時に実施される。対立候補は、注目を集める試合を1カ月前に実施し、大々的に報道されるのは不公平だと主張している。

 パッキャオ氏を巡っては今月15日、テレビのインタビューで「もし人間が同性愛を認めるなら、人間は動物より劣っている」と発言し、世界中から批判が殺到。米スポーツ用品のナイキがスポンサー契約を打ち切るなど、騒ぎとなった。(バンコク=佐々木学)