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 東京電力福島第一原発の事故対応拠点として、東電福島復興本社が置かれているサッカー練習施設「Jヴィレッジ」(福島県楢葉町、広野町)。東日本大震災から間もなく5年になり、ホテル棟の外壁修復や除染作業が進んでいる。

 同原発から約20キロ。福島県の再整備計画では2018年夏に、11面あったグラウンドのまず6面で営業を再開する。全面再開は19年4月を予定し、約250席の屋根付き全天候型練習場を新たにオープンさせ、客室も増やす計画だ。20年東京五輪に向けたサッカー男女日本代表の強化拠点となることも決まり、グラウンド2面の除染が終わった。東電は3月中に復興本社を同県富岡町へ移転する。

 楢葉町は昨年9月に国の避難指示が解除されたが、町へ戻った住民は約6%(2月4日現在)にとどまる。Jヴィレッジ運営会社の小野俊介取締役は「営業再開などの話題が、故郷に戻りたいと思ってもらうきっかけになれば」と話している。(編集委員・中小路徹