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 同窓会名簿など50冊をオレオレ詐欺グループに販売したとして、警視庁は23日、名簿販売会社「日本レスポンス」(東京都千代田区)の社員福田剛(たかし)容疑者(39)=東京都豊島区池袋1丁目=を詐欺幇助(ほうじょ)の容疑で逮捕し、発表した。「売った相手が詐欺をしているとは知らなかった」と容疑を否認しているという。

 警視庁によると、特殊詐欺を手助けしたとして名簿業者を摘発するのは全国初という。

 捜査2課によると、逮捕容疑は、昨年3月、息子などを名乗って電話をかける詐欺グループの指示役の男(31)=詐欺罪で起訴=に、全国の高校50校分の同窓会名簿などを計約70万円で売って、詐欺行為を助けたというもの。グループは名簿を使い、静岡市の女性(82)から現金290万円をだまし取ったという。

 捜査2課は、この詐欺グループに名簿を販売したことを福田容疑者に照会していたため、照会後の販売は詐欺に使われると知っていた、と判断した。この名簿を元に、詐欺グループが2014年9月~15年6月に約20人から約1億円をだまし取っていた、と同課はみている。