ホンダは23日、日本自動車工業会長を務める池史彦会長(63)らが退任する役員人事を発表した。6月の株主総会日付。後任には八郷隆弘社長(56)と年齢が近い人材を充て、経営陣の「世代交代」を進める。

 岩村哲夫副社長(64)も退任し、後任に中国本部長の倉石誠司常務執行役員(57)を充てる。開発子会社の福尾幸一・本田技術研究所社長(60)、山田琢二・北米地域本部長(59)は退任する。

 ホンダは新社長の就任翌年に大規模な人事をすることで知られ、今回の人事で正式に「八郷体制」が固まる。日本市場の立て直しや、景気が減速する新興国でのかじ取りといった難題に取り組む。

 副社長となる倉石氏は、中国本部長として、2015年の中国販売を初めて100万台に乗せた。ホンダの副社長には最大市場の北米担当役員が就くことが多かったが、中国を中心としたアジア市場をこれまで以上に重視する姿勢を打ち出したと言えそうだ。