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 大相撲は大関琴奨菊(福岡県柳川市出身)が日本出身力士として10年ぶりの優勝を果たし、盛り上がっている。「見るスポーツ」として人気は回復してきたが、相撲の競技人口増につながっているかというと、相撲どころの九州でも「大相撲効果」はほのかに感じられる程度。すそ野を広げようという相撲関係者の地道な努力が続く。

 今月5日、寒波で冷え込む夜7時ごろ。福岡県久留米市の井上道場に小中学生が集まりだした。琴奨菊が小学4年から3年間通い、相撲の土台を築いた道場だ。土俵は井上昌光代表の自宅敷地内にある。しこなど基本から始まり、約2時間続いた練習は週2回。小学生12人(女子2人)、中学生4人が通う。

 指導37年目の井上代表は最近のちょっとした変化を話す。「これまで近所の子ばかりでしたが、この2、3年は県内の太宰府市や田川市など遠方から問い合わせがくるようになった」。大相撲の関取衆や人気の女子相撲選手がテレビに登場し、相撲の露出が増えたのも一因ではないかとみる。

 この日は車で1時間ほどの大野…

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