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 捜査対象者の車にGPS(全地球測位システム)端末をひそかに取り付ける追跡捜査が一審で「重大な違法」とされた連続窃盗事件の控訴審判決が2日、大阪高裁であった。横田信之裁判長(後藤真理子裁判長代読)は「重大な違法とまではいえない」と判断。関係証拠を排除したうえで男性被告(44)を実刑とした一審判決の結論は変えず、被告側の控訴を棄却した。被告側は上告を検討する。

 一審段階で違法とする判断が各地で相次ぐ中、実質的に逆転判断となった大阪高裁判決は高裁レベルでは初判断とみられる。

 被告は2012年2月~13年9月、知人らと大阪や兵庫など6府県で事務所侵入や車上荒らしを繰り返したとして窃盗などの罪に問われた。大阪府警は13年5~12月、裁判所の令状を取らずに捜査対象者の車やバイク計19台にGPS端末を装着し、多い端末では1200回以上にわたって位置情報を検索した。

 高裁判決は、犯行グループが夜…

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