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 大手自動車部品メーカー、タカタ製のエアバッグの不具合をめぐる問題で、自動車メーカー10社でつくる第三者の調査委員会は23日、エアバッグに使われている薬品など三つの要因が欠陥の原因だったとする報告書を公表した。タカタのエアバッグ問題で原因が特定されるのは初めて。

 調査委によると、①エアバッグを膨らませるために使っていた薬品「硝酸アンモニウム」に、湿気を取り除く乾燥剤が使われていなかった②薬品が高温度、高湿度の環境に長期間さらされていた③エアバッグの製造時に湿気の混入を防ぐ作業が十分でなかったことが要因としている。この薬品は以前から問題視されていたが、原因と結論づけられてはいなかった。

 タカタ製のエアバッグに関連する死亡事故は、米国の9件を含めて世界で10件報告されており、米国では約2800万個のエアバッグ部品がリコール(回収・無償修理)の対象となっている。(ワシントン=五十嵐大介