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 南太平洋の島国フィジーの政府報道官は24日、同国の島々を20日夜から21日朝にかけて直撃した大型サイクロン「ウィンストン」の影響で、これまでに42人の死亡が確認されたと発表した。人口約90万人の同国で犠牲者数はさらに増える可能性がある。

 「カテゴリー5」と呼ばれる最も威力の強いサイクロンで、政府は同国史上最大だったとしている。多くの島々で住宅などがなぎ倒され、避難先の建物の下敷きになった犠牲者もいるという。壊滅状態の村も複数ある模様で、バイニマラマ首相は21日、30日間の非常事態宣言を発令した。

 これまでにオーストラリア政府は500万豪ドル(約4億円)、ニュージーランド(NZ)政府は200万NZドル(約1億5千万円)の緊急支援金を出すと発表している。(シドニー=郷富佐子