刃物産業で知られる岐阜県関市と、アニメ映画「バケモノの子」(細田守監督)がコラボした特別企画展が24日、同市南春日町の関鍛冶(かじ)伝承館で始まった。主人公「熊徹」が持つ大太刀をモチーフにした刀とともに、アニメの制作過程で描かれた刀鍛冶の原画や、登場人物と刀のデザイン画などを展示している。

 熊徹の刀は長さ128・5センチ。全日本刀匠会の協力で東京都無形文化財保持者の吉原國家(くにいえ)さんが鍛えた刀身が使われ、鞘(さや)は関市の森隆浩さんが作るなど、全国の職人9人が関わった。

 展覧会を監修したのは、この映画を制作した「スタジオ地図」(東京)。プロデューサーの斎藤優一郎さん(39)は「刀は映画で絆の象徴として描かれている。刀の歴史を作った関市で、より監督の思いが伝わるのでは」と話した。

 4月3日まで。刀剣をテーマにした同館のコラボ企画展は2013年から3回目で、第1弾はゲーム「信長の野望」、第2弾はアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」とのコラボだった。