古都・奈良に春を告げる東大寺の修二会(しゅにえ〈お水取り〉)の本行が1日、始まった。長さ約6メートルのたいまつが二月堂の舞台に登場し、火の粉が舞うと、集まった人から歓声がわいた。

 たいまつは練行衆(れんぎょうしゅう〈こもりの僧〉)を堂内に導く道明かりで、童子(どうじ)と呼ばれる付き人が担いで石段を上る。

 修二会は大仏開眼と同じ752年に始まり、途絶えることなく今年で1265回目。練行衆は14日まで1日6度の法要を繰り返し、二月堂本尊の十一面観音菩薩(ぼさつ)に世の中の罪を懴悔(さんげ)し、天下泰平などを祈る。たいまつは毎夜、登場する。(古沢範英)