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 国際サッカー連盟(FIFA)上訴委員会は24日、8年間の資格停止処分を受けているFIFA会長のゼップ・ブラッター氏と、副会長で欧州連盟(UEFA)会長のミシェル・プラティニ氏の処分期間を6年間に軽減する決定を下したと発表した。2人にはサッカー界に多大な貢献があったとして処分を軽減したという。

 ブラッター氏が2011年にFIFAの金を不正に引き出し、報酬として200万スイスフラン(当時のレートで約1億7千万円)をプラティニ氏に支払ったとして、両氏は昨年12月、8年間の資格停止処分を受けた。両氏は正当な支払いだったとして上訴委員会に提訴。一方、事案を調査したFIFA倫理委員会調査部門は「処分期間が短い」として永久追放処分を求めていた。

 上訴委員会は今年2月15、16日に両氏の聴聞を実施した。賄賂を受けとった証拠は十分ではないが、倫理規定違反があったと改めて認定。2人が何年にもわたってFIFAやUEFAなどサッカー界に対して尽くしてきたことは処分の軽減要因となるとして、2年間の短縮を決めた。

 プラティニ氏は「侮辱的な恥ずべき結論だ。処分期間の短縮は『サービス』に過ぎない」とコメント。直ちにスポーツ仲裁裁判所(CAS)に訴える方針だという。(チューリヒ〈スイス〉=河野正樹)