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 海底から噴き出す熱水から、金や銀などを含む鉱石を「養殖」するプロジェクトが始まる。海洋研究開発機構などの研究チームが発表した。熱水には様々な金属成分が溶け込んでおり、海底を掘削して噴出させ、効率的に回収するための装置を開発する。こうした試みは初めてという。

 熱水に溶けていた金属成分が海底の噴出口付近で冷え固まり、「チムニー」と呼ばれる煙突状の鉱石ができる現象は自然界でもみられる。2010年に地球深部探査船「ちきゅう」が掘削した海底から熱水が噴出、短期間でチムニーが成長したことから利用の可能性を探っていた。

 掘削したのは沖縄本島の北西約200キロ、水深約1千メートルの海底。チムニーを分析すると、1トンあたり銅が45キロ、銀が100グラム、金が1・35グラム含まれていた。成分量は陸上の黒鉱と呼ばれる鉱石と同等以上で、成長速度は一つの穴から1日あたり0・1トン以上と見積もられた。

 これを効率的に回収するため、…

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