日本郵政の西室泰三社長(80)が体調を崩して入院し、鈴木康雄副社長(65)が職務を代行していることがわかった。日本郵政が明らかにした。西室氏は2月8日に検査入院したが、25日現在、退院のめどは立っていないという。

 今月下旬に予定されていた定例の社長記者会見も中止になっていた。日本郵政関係者の間では、このまま入院が長引けば、社長を退任せざるを得ないという見方も出始めている。

 政府は、議決権ベースで日本郵政株式の約88%を握る大株主。菅義偉官房長官は25日の記者会見で、政府が社長人事にかかわる可能性について、「いずれにせよ入院中であって、副社長がその間は代行して滞りなくしっかり行っている」と述べるにとどめた。

 西室氏は東芝社長や東京証券取引所社長などを歴任し、2013年6月に日本郵政の社長に就任。15年11月には、傘下のゆうちょ銀行、かんぽ生命保険との3社同時上場を実現させた。