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 富士山の噴火を想定し、JR東日本東京支社がレール上に積もった火山灰を取り除く装置を開発した。火山灰が首都圏に降り注いだ場合でも、山手線をはじめとした鉄道網を早急に復旧させるのが目的だ。

 鉄道の信号システムは、レールに流した電気を車輪に通じさせることで車両位置を検知する。火山灰がレールに積もると車輪に電気が通じず、運行できなくなる。同支社はJR九州の桜島対策を参考にしながら、4年前から除灰装置の開発に取り組んできた。

 装置は時速10キロで走る点検用カートの前方に取り付け、車輪と連動する回転ブラシでレール上の灰を取り除く仕組み。25日、東京都内の保守基地で公開された実験では、桜島から取り寄せてレールにまいた灰を勢いよく掃き出した。

 同支社は3月中に管内の在来線と新幹線の保線基地に計22台を配備する予定。(細沢礼輝)